modern farmhouse |
今晩は、雨の火曜日の夜、皆様いかがお過ごしですか?アールヌーボーの続きをやろうかとも思ったんですが、今日は、今結構、はまっている、Rustic Modern のファームハウスからはじめます。有名な童話(田舎のねずみと都会のねずみ)にもあるように、人間は自分にないもの、自分から遠く離れたものに憧れる傾向があり、憧れて住んでみたけど、やはり自分が慣れ親しんだところが良かったというのが童話の教訓ですが、欧州では、都会で功なり名をとげて、成功した証として、田舎にfarm houseを購入し、余生を愛する人や動物と暮らすというのが、ひとつのステレオタイプとして根強く存在します。
日本人のほとんどとは違い、欧米人は労働をひとつの罪(キリスト教の原罪sin=神と同じ姿、形である人間は、本来天国に住めるはずだったのに、へびの誘惑にのり知恵の実であるリンゴを食べた為、知恵と自我意識が芽生え、それ故に天国から追放され、地上で生活をしなければならなくなった)への罰とみているので、勤労が尊いとは全然思っていません。
仕事時間とプライベートの時間の区別、weekdayとweekendの区別、working days と holidayの区別をはっきり分けるのも、誤解を恐れず言えば、なるべく働きたくないからです。(現在のデーターですが、日本人はフランス人よりも1年間で13週間も多く働いています)こんな、メンタリティのベースがあって、欧米人(特にアッパークラス)は田舎に家をほしがります。
しかも都会の便利さ、贅沢に慣れているので、とても田舎の家そのままでは暮らせない。したがって現在の
rustic modern (牧歌的モダン) というスタイルに必然的に行き着いたと言えます。長くなったので続きは次回にします。次回はrustic modernのどこがデザインのポイントで、決めとなるセンス等についてお話します。
それではおやすみなさい。Source:photo/1/2/
3世紀前のブリックの分厚い壁そのrustic感と現代のindustrialの象徴的なステンレスの対比が
たまらない このセンスです
パントンのプラスティクの椅子と分厚いがシンプルなデザインの無垢の木製テーブル
古さと新しさのmix , modernとrusticのmix , まさにmixの妙味
black &white ベージュ系のブリックのテクスチュア、この対比 対比がkeyです
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