踏台No4塗装終了&ワールドCUPの事 |
おはようございます。いよいよ暦の上では、梅雨入りですね、又言うようですが、この季節、ほんとうに母国(仏)に帰りたくなります。(この冗談が解る人は私のブログを継続して見てくれている人です)さて今日は、例の踏台の仕上がり姿をご覧に入れます。オスモのオイル仕上げです。ほぼマホガニー色ですが、クライアントの希望で、多少色調は調整してあります。取手部分はウォールナットなので、もともとかなり色味がある材なので、多少ヌレイロ的になりますが、材質の違いがよくわかり、かえって良いかなと思っている所です。踏台シリーズも4作目になると、制作上、ある程度慣れてくる部分もありますが、今回はクライアントの要望とはいえ、正直な所、400mm(踏面)195mm(奥行)
のプロポーションをまとめるのは、少々苦労しました。しかし横に寝かせたコの字に縦1本の取手用ポストが中央を貫くこの基本構成は、いままで世の中に存在する踏台では見た事はないし、使って見ると、取手がある踏台は、移動させる時にシャガマなくていいので、実はすごく便利で楽です。
右の写真は上から見た俯瞰図で、下塗りの時のものです。
さて今日は、作品が完成したので、少しサッカーの話しをします。私は美術系(その前は理科系)にしては、結構スポーツ好きで、自分でもいろいろやってきました。ただ好きと適性があるのとは別で、なにをやらせても、あまりうまくはなりませんでした。それでも少しは人よりましな種目といえば、バランス系(例えば鉄棒・スキー等)と短距離走ぐらいで、それでも上の下ぐらいでしょうか、決してトップにはなれませんでした。特に野球がだめで、今でもプロ野球はほとんど観ず、選手もほとんど知りません。ゴルフも小学生のころに、父親に練習場に連れていかれたのが最初で、あまり好きでもないのに、ずいぶん長い期間、付き合いゴルフなどはやっていましたが、やはり本当には好きになれず、今に至っています。自分でやるスポーツで、本当にやったと言えるのは、やはりモータースポーツ(スポーツと呼ぶとして、車やバイクのレース)でしょうか。アマチュアレベルですが、結構楽しめるレベルにはなりました。
戦後まもなくの私の小、中学校のころは、公立校では、サッカーやラグビーはほとんど縁がなく、
兄達(長男はサッカー、次男はラグビー)の話しを聞いたりしているだけでした。
後に結婚して、最初の子供が小学6年になった頃、Jリーグが発足(1993年)、その頃BSやCSでヨーロッパサッカーを見る面白さを知った私は、子供がサッカーをやっていた事もあり、サッカー観戦にハマリました。当時は夢の又夢だった、日本サッカーのワールドカップ出場も今年で4回目です。日本が初めて出場した、1998年のフランス大会の時は、偶然私も仕事でパリにいて、フランス人の自国優勝の熱狂ぶりを目の当たりにしました。
17年前と比べるとあたりまえの様ですが、日本のサッカー選手のレベルは飛躍的に上がり、海外でプレーする選手も増えてきましたが、しかし何故か今年の日本代表は本戦前の親善試合で負け続けています。
私は、単身海外に出ていって、海外の一流ティームで通用するような日本選手が好きです。
そんな選手の代表2人が、昨日テレビ(ご覧になった方も多いとおもいます)で対談していて、すごく興味深いものでした。中田と本田です。中田がこの対談で先輩として、一番本田に伝えたかった事は「いざゲームとなったら後先、周りかまわず、最も自分らしいプレイでゴールを決める」という事で、2006年の大会の悔恨を含めて、ストライカーやトップ下のプレイヤーの場合、周りを気にしすぎると、自分本来の持ち味が出せないところを語っていました。実際ティームの司令塔の役割をしながら、しかもゴールを狙うという事は傍で見ている程簡単なことではなく、個人とティームの関係というのは監督も含め、たいへん難しいものでしょう。ただこの辺が、広く言えば日本人すべての問題と絡んでくると私は考えます。すなわち個人と組織、個人と地域、個人と国家の問題です。
以前に書いたように、私自身は、完璧な個人主義で、国や社会、会社組織は、個人が自己実現するために存在しているーするべきであると考えていますが、実際、日本社会は、まだまだ、年功序列、個人より組織や国家優先、様々な封建社会的慣例に、縛られているのが現実でしょう。それに加え、今の不景気やポピュリズムの悪い側面が出て、兎に角、並外れて優秀なもの、飛び出る存在、周りになじまない存在を、無意識的に排除していこうという傾向があります。最近よく小学生がみんなから仲間はずれにされるのが怖くて、自分の本当に言いたい事を言わなかったり、周りに細かく気を使うという話しをよく耳にしますが、なにかたいへん気の毒な感じがします。さあ長く成ったので結論を急ぎましょう。練習では世界最高レベルの技術を持つ日本代表が何故得点力がないのか?
本当の結論〈試合ではもっとうまい選手が世界には山ほどいるから〉と言ってっしまうと実も蓋もないので、少なくともストライカー達には「自分らしさを出せ!それがプライオリティNo1」と岡ちゃん監督がいう、そして3試合すべてにそれぞれ違う2人を攻撃につけ、その試合の主役にする。最も大事なのは、誰にも負けないという闘志を持続する事。
とまあ、こんな手はどうだろうと無責任に考えている私です。がんばれ 本田以下個人のプレイヤー!!岡田ジャパンも日本の国も忘れて、自分らしいプレイに徹底しろ!!それでは次のUPまで、ごきげんよう。